こんにちは、コースケ(@pcmodgamer)です。
今回は、“第二の原神”とも呼ばれたSFオープンワールド・アクションRPG『幻塔(Tower of Fantasy)』のレビューになります。
リリース当初とSteam版リリース直後はプレイしており、そこから数年振りにver4.8で復帰。ヴェラ編途中からゴゾトスネットワーク編まで一気にストーリークリアしました。
平均人口はレビュー時点で500人前後。ただしモバイル版、Epic版、Windows版とクロスプラットフォームに対応している為、過疎っているものの最新ストーリー部分であればそこそこ見かけます。
なおPS4/5版は運営会社が異なるので現状独立しており、度重なるサーバー統合と運営移管の影響により“2025年4月24日まで”にアカウント移行しないとデータが消えてしまうので要注意。
サーバーに関してはアジアサーバーであれば全て繋がっていますが、後述するワールドボスをフレンド又は野良と攻略する際は画面左上からライン移動が必要です。
なお本記事はSteamレビューを記事化したものという事を留意下さい。

レビュー/感想
類似作品の『原神』と比べてスピーディー且つアクションが激しく、『鳴潮』よりシンプル且つカジュアルといった立ち位置の作品です。
メインストーリーと探索メインではあるものの、上記2作と違い主人公のキャラメイク、180人まで参加可能なギルド、地上及び水中で使えるマウント、共闘してくれるAIサーバント、ギミック解除と探索に役立つアルケー、恒常落ち含む圧倒的なインフレ環境、豊富なPvE及びPvPコンテンツによって差別化を図っています。
現ver4.8では約55キャラ(武器)を収録。操作キャラ一人が3つの武器を切り替えて戦う仕組みに、ジャスト回避”幻想タイム”及び出場スキルを駆使した戦闘が特徴となっています。
キャラ(武器)については、前述したインフレ環境によって飛行又は高速移動且つ火力が段違いの最新キャラを基本オススメします。
ガチャは頻繁に復刻される他、探索していれば無限にガチャが引けるブラックコアと、様々な報酬で永久的に貰えるゴールドコアでは恒常しか出ない為、手に入れた課金通貨”煙水晶”は全てレッドコアへ変換すると良いでしょう。
恒常落ちするキャラ(武器)はゴールドコアに追加されていくのみで、ブラックコアには初期恒常しか存在しないので気を付けて下さい。
初心者は最新ストーリー到達を最優先にしつつ、武具やボリジョンを強化してGS(ギアスコア)更新していくのがベスト。
中には超速演算やサプレッサーといった強化要素もあり、防具厳選は最新ストーリー到達後でも問題ありません。
個人的に高低差の激しい探索を劇的に楽にしてくれる自由飛行のアントリア、マウントより高速移動出来るバイクのノーラ辺りは必須。
一応最新ストーリーまで飛ばせますが、誰が何なのか主人公の行動目的が理解出来ないまま進む為、可能なら序盤から順に進めていく事を推奨します。
そうすれば最大12人まで遠征に出せる”漫遊”システムで、各マップを自ら探索せずともストーリー攻略中は勝手にボス討伐や探索値を稼いで後述するゴールドコア等を入手出来ます。
前述したノーラは5属性から好きな属性に切り替え出来るので、なるべく課金せず済ませたい人にとってはどんな編成にも入れられる最強カードです。
また大量のコンテンツも収録。
ソロは1階~500階以上を登っていく期間リセット形式の在りし日の幻、3つの難易度毎に報酬が得られるステージクリア型の遺跡、装備強化素材が手に入るステージクリア型の先鋒クラッシュ。
2人~8人で遊べるマルチPvEには、素材集め及び装備厳選に必要な進化辺境、虚空のアビス、討伐作戦、終焉試練、起源の戦域、連合作戦、次元の試練。
マルチPvPには全プレイヤー平等の1vs1トップリーグ、8vs8の臨界の淵、ソロ又はPTで遊べる30人バトロワの運命の包囲網突破。
他にも各フィールドに点在するワールドボス、自分だけの島を開拓出来る人工島、一部モンスターの捕獲及び人工島で飼育可能な捕獣、料理、釣り、レース、ビーチバレー、アーケードゲーム、フォトモード、SSRボリジョン等が手に入るガチャガチャや開拓記等も用意されています。

ただストーリーもそこそこ面白いのに、アニメーションの質と多種多様な会話シーンのバグで見るに耐えないのは非常に勿体ないと思いました。
上記でも挙げた『原神』や『鳴潮』をプレイしていると、人形劇を見ているようなぎこちないムービーシーン、突然の無言、字幕の強制スキップ、見切れる文字、ボイス及びアニメーションとの相異、ボイスの台詞被り等、リリース当時から今も変わらず特別酷かったです。
会話ログが存在せず見返せないため物語に没入しづらいですし、日本語声優陣の演技が上手すぎて余計ムービーシーンや会話シーンに違和感を覚えてしまいます。

それと武器を3凸するとキャラの別衣装が手に入り、プレゼントを渡して覚醒値を一定数まで上げるとキャラ固有バフ等が得られる事も。
アバターページにはキャラ専用ストーリーも用意されており、各キャラの宿舎を訪れれば際どい衣装で生活してる姿が観察出来ます。
たまに手に入る寮クーポンを使えば家具/交流アクション/際どい別衣装を交換出来るので、お気に入りキャラを見つけたらプレゼント含め貢いでみて下さい。
一部キャラには特別衣装がある為、課金に抵抗ない人はこちらもオススメです。

なお2024年末以降は日本語wikiや企業wikiが既に完全停止。
日本語で得られる最新情報は限られていますが、海外攻略サイトであれば最新ティアリストと各キャラの最適編成が紹介されているので新規から上級者まで役立つと思います。
ガチでランキング目指すなら凸前提ですが、各コンテンツ報酬を取り切る程度なら無凸でも何とかなる為、そこも加味して考えてみて下さい。
まだまだ紹介しきれない要素がある他、次のver5.0からは更にSF色が強くなるキルオ時空へ突入したり、上記で挙げていたキャラデザやアニメーション問題に対する改善、ギルドを軸にした新PvE、育成システムの改革等が行なわれるようなので、3年目となる2025年以降は割と他人に勧められるゲームになるんじゃないかと期待しています。

以上が“第二の原神”とも呼ばれたSFオープンワールド・アクションRPG『幻塔(Tower of Fantasy)』のレビューになります。上手く差別化しているものの、強烈なインフレとバグだらけの会話シーン及びムービーで敷居が高くなってしまっている為、ここら辺を改善すればグッと遊びやすくなると思います。何かあればコメントお願いします。

コメント この記事についたコメント