『ハースストーン』手掛けたベン・ブロード氏が贈るマーベルDCG『マーベル・スナップ(2024)』【レビュー/感想】

Steam
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こんにちは、コースケ(@pcmodgamer)です。

今回は、『ハースストーン』手掛けたベン・ブロード氏が贈るマーベルDCG『MARVEL SNAP (マーベル・スナップ)』のレビューになります。

2022年6月にリリースされ、遊ぶにはGoogle又はAppleアカウントが必須。ゲームシステム的にリセマラは完全不要です。

2022年10月から今までモバイル版は一切触らずPC版でのみ2年ほどプレイし、2023年1月から限界を感じて毎月シーズンパスに課金してました。

何処かのタイミングから毎月インフィニティランク到達し、インフィニティコンクエストも制覇済み。

PC版の平均人口はレビュー時点で5000人前後。ただ何かとPC版は冷遇又は迫害される事が多いため少なく、ゲームデザイン的にもモバイル版がメインなのでプレイヤーはそこそこいる印象です。

規定カードが手に入るリクルートシーズンを終えないと既存シーズンにアクセス出来ないので要注意

なお本記事はSteamレビューを記事化したものという事を留意下さい。

MARVEL SNAP on Steam
MARVEL SNAP is a fast-paced Collectible Card Game that reimagines the genre with innovative mechanics. Winner of multipl...

レビュー/感想

簡単に言うと1マッチ5分、デッキ12枚、3つのランダムロケーションを2/3勝利した上で、6ターンの間に最大8キューブを奪い合うカードゲームです。

DCGでは珍しくスナップ及び撤退システムを搭載。ターン途中にスナップするとマッチ終了時のキューブ取得量が2倍となり、6ターン目まで戦わず”撤退”を選択すると半分のキューブを失い戦略的撤退が出来るようになっています。

基本的にカードレアリティをアップグレードしつつコレクションレベル上げに励み、途中手に入るスポットライトキーやトークンで未所持のシリーズ4/5カードを取得していく流れ。

シリーズ3カードは毎月1枚ショップで無料入手出来る他、シークレットコレクションからも排出されます。

個人的に追加報酬が得られるギルドもといアライアンスは加入推奨。イラスト違いの”ヴァリアント”カードも色んなデザインがあり、特定ヴァリアントを入手するとアルバムが埋まり様々なアルバム報酬がゲット可能です。

1年ぐらい前までは使われないカードあれど、そこそこバランスの取れた環境とデッキタイプが多く楽しかったです。

しかし敵を妨害及び破壊するカードの大量追加や、カードパワーの異常なインフレによってどんどん使われないカードが増え、現状は環境デッキのミラーマッチ且つインフレカードによる運ゲーが横行して何も面白くないです。

加えて他DCGと違い”スタン落ち”という概念は無く、『遊戯王 マスターデュエル』と同じ全カード無制限でありながら『ハースストーン』みたく新キーワードを増やしていく為、カードゲームの悪いところ同士を組み合わせた無法地帯で耐えられませんでした。

にも関わらず、破壊/破棄/移動/ミル/バウンス/ズー/ジャンク等といった基本デッキタイプを強化する新カードしか追加されないので、クラスや種族のようなベースが無い故に新たなデッキタイプが殆ど生まれないのも新鮮さに欠け、面白くなさに拍車を掛けています。

自分は特に気になりませんでしたが、新規プレイヤーのカード入手経路が極端に少ないせいで新しいデッキを組めず、大量の知らないカードに初狩りされまくる敷居の高さは死活問題。

以前まで継続的に入手出来ていたトークンも、スポットライトトレジャーの登場により入手量激減且つスポットライトの1/4運ゲーガチャを強いられるなど、古参プレイヤーでも新カードを手に入れられない地獄の環境となっています。

マッチングシステムもコレクションレベルが近い同士でマッチするものの、カード数が増えすぎた今は正直上手く機能してるとは思えません。

更に毎月新カード5枚前後の半年で40枚近くシリーズ4/5に追加されるのに、半年に一度来るシリーズドロップでは10枚程しかシリーズ3/4に落ちず、当時謳っていた”無料でカードが手に入るDCG”という文言は完全に幻

今ではシーズンパスだけ課金していても新カード全入手は不可能となり、クレジットが手に入る課金バンドルを購入して無理やりカードレアリティをアップグレードしまくるか、トークンバンドルを購入しないと手に入らない仕様は如何なものか。

また前述したインフレにより、運6:実力4だった丁度良いゲームバランスから運7.5:実力2.5の運ゲー前提のクソゲーに成り果ててしまいました

特に相手とのデッキ相性、3つのロケーション運、互いにキーカードを引けるか否かが時を経て悪化。

ロケーション運が悪いと、そもそもカードを置けない/デッキによってはその時点で1ロケーション負けが発生します。

インフレし過ぎた結果、何故か相手だけ毎ターン持っているキーカードを順番に置かれるだけで負ける他、ほぼ全デッキOTKと化し遊んでいて退屈且つイライラする事が殆どです。

しかもカードゲーム遊びたいだけの層はメイン収益である”ヴァリアント”に興味が無い影響で中々集金出来ない為、野放しにしてるチーターに課金させている状態が一番やばいと思います。

大体はドロー操作、相手手札の透視、出現するロケーション操作が主。極稀に負けそうになると相手をエラー落ちさせて時間経過による強制撤退を狙ってくる奴が暫し。

それなのに相手アイコンから使える報告ボタンは何故かワンボタン報告ではなく、わざわざ公式サイトのサポートページに飛ばせて大量の情報を入力しないと報告出来ず、時間を掛けさせる意味が分からないです。

低ランク帯ではあまり見かけないものの、コンクエスト/ハイボルテージ/ダイナーといった限定マッチでは特に多く見かけます。

コンクエスト中にエラー落ちさせるチートを使用した瞬間。これで5度目の体験。

このせいでゲームは課金されてサービス継続していますが、酷い運ゲーに止まらないインフレと重なるチーター問題、更に日本コミュニティの情報発信に努めていた”AA”さん突然の失踪と、一切やる気の無い日本広告担当のSNS及びYoutubeで正直マベスナは先細りしていっています。

面白さや手軽さで言えばDCGの中でもトップクラスですが、圧倒的新規の入りづらさと上記のクソみたいな環境には耐えられず辞めたので、今後プレイする人は何かと気を付けて下さい。

一応PC版では『ハースストーン』等と同じくデッキトラッカーが存在する為、リアルタイムのデッキ把握や自身が使用するデッキの勝率を知りたい人は「Untapped.gg Companion」又は「Marvel Snap Tracker Companion App」を活用してみると良いでしょう。

以上が『ハースストーン』手掛けたベン・ブロード氏が贈るマーベルDCG『MARVEL SNAP (マーベル・スナップ)』のレビューになります。以前『ハースストーン』も2年ぐらいプレイしていましたが、ベン・ブロードはDCGの開発は優秀だけどバランス調整含む運営はマジで下手くそなんだと今回を機に実感しました。何かあればコメントお願いします。

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