こんにちは、コースケ（@pcmodgamer）です。
今回は、「ENDLESS」シリーズ2作目の4Xファンタジーストラテジー『ENDLESS Legend』のレビューになります。
難易度イージーのNPC5体と全DLCを導入し、フレンドと3人でプレイ。
Modを導入すると実績が解除されなくなる上にチュートリアルがプレイ不可となる為、初めて遊ぶ際は一度英語でチュートリアルをやっておくと良いかもしれません。
Modに関しては9年前のゲーム故に未更新が多く、バランス調整やコンテンツ追加系など一部Modは日本語化した部分を英語化する事もあるので個人的には非推奨。
現在は有料DLCによる拡張と改善のお陰でModはほぼ不要となり、DLC含め全て翻訳されている日本語化については下記記事を参照下さい。
なお本記事はSteamレビューを記事化したものという事を留意下さい。
レビュー/感想
DLCは全12種類存在し、勢力は全14種類を収録。各勢力は特性及びユニットで差別化されており、勝利条件は驚異の10通り。
全体的に「Age of Wonders」シリーズに近く、ターン制ストラテジーながら戦闘のみ独立していたり、クエストシステムが存在するなど独自要素多めです。
勝利条件にも存在するクエストは勢力/サイド/協力/争奪と選り取り見取り。要求に応じてクリアしていくと資源/ユニット/装備が手に入り、消化していっても無駄にならない且つ勝利へ近付く神システムでした。
更に市場をアンロックすれば、バフとして消費する高級資源/生産等に使う戦略資源/ヒーロー/ユニットを売買でき、ヒーローをスパイとして敵都市に侵入させると資源状況や生産ユニットなど内情を全部把握出来るのは面白かったです。
季節システムにより冬になると特定勢力の行動力が上昇したり、海上要塞が点在する海は凍り歩行出来るようになったり、「Civilization」シリーズの蛮族にあたる“少数勢力”を制圧して再建すると該当勢力のユニットを生産及び同化してバフが得られるのもユニークでした。
他にもダストでヒーロー及びユニットを買い漁れる他、ヒーローは装備を付け替える強化要素とスキルツリーを介した育成方針の細分化が出来る為、内政/戦闘/スパイと用途に応じた使い分けが楽しめるのは本作ならではかもしれないです。
ただ一部クエストは異常に遠く、近くに存在しない少数勢力を提示してくるなど達成不可能な場合がありました。
貴重なクエスト装備もハクスラみたくオシャレな物があれど、ユニットとは異なり一々手動で装備変更しないと強化出来ないのは手間だった印象。
Modはゲーム終了毎にリセットされ、起動する度に適用しなければいけないので結構不便ですし、帝国政策の立案も毎回リセットされてしまう為、便利な反面あまり影響力を稼げない勢力だと役に立たなそうです。
研究は9つ取得する度に時代が進みますが、中盤以降は不要な技術も取らないと時代が進まずバランスは悪かったかなと。
また都市が1つの地域に1つしか建設出来ず、タイルを拡張するには街区を設置しないといけない為、領土拡張を楽しみたい人には合わないかもしれません。
水中で敵に出会った際に上陸してから移動すれば良いものの、何故か自ら真正面の敵に突っ込んで通り抜けようとするAIが馬鹿過ぎてユニットを潰される事も暫し。
一応マウス長押しで移動せず移動先を確認出来ますし、一タイルずつ手動で移動させれば問題ありません。
特に本作は、フレンドと共闘する場合は中盤にある特定技術を取得しないと同盟を組めず共闘出来なかったり、戦闘が独立してる影響でマルチだと無駄に時間掛かってしまうのが痛かったです。
『Endless Space』の時もそうでしたが、ホストがエラー落ちしたり他プレイヤーが参加出来ないセーブデータが稀にあったり、相変わらず同開発の作品は不安定且つあまりマルチ向きではなかったです。
なおゲームスピード”速い”に設定してると150ターン目に一番スコアが高い勢力の勝利となる為、長期的にプレイする場合は気を付けて下さい。
UIが小さい場合は大画面用UIにチェック入れると見やすくなり、絶対死ぬであろう瀕死のユニットは直前に市場へ売却するとお得です。
前述した通りModはあまり推奨しませんが、有料DLC12個全てを有効化すればModを盛り込んだような多彩さと自由度が生まれるのでオススメです。
以上が「ENDLESS」シリーズ2作目の4Xファンタジーストラテジー『ENDLESS Legend』のレビューになります。全DLC込みだと類似作品と比べ難易度イージーでも意外と難しかった為、初心者は非公式Wikiの初心者ガイドを見ながら遊ぶと1マッチで理解出来ると思います。何かあればコメントお願いします。
ポチップ
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