【ゲームレビュー】横が狭ければ縦に積めばいいじゃない-Block’hood-

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記事:にゃまん

今回紹介するゲームは「Block’hood
渋滞の概念が存在しない街作りシミュレーションです。
街作りシミュレーションが好きな人は多いと思いますが、同時に苦手な人も多いジャンルです。
昨今の街ゲーは「交通整理ゲー」と言われているくらい交通網に重点が置かれています。
自分の好きな街を作りたいのに、どうしても交通量を考えなければいけない。そういうところに不満を抱える人が多いですよね。
この街では「建物が繋がっているか」それだけしかありません。
交通渋滞や道路の方向は一切ありません。
しかし上下の概念だけはしっかりとあります。人は横には走れても上下には跳べませんからね。
ちゃんとエレベーターや階段で繋ぐ必要があります。

Block’hoodでは建設コストは一切ありません。存在するのは建物が生成するリソースのみです。
家を建ててインフラを完備して只管待機。そんな煩わしさは全て排除されているのがこのゲーム。
井戸を建てれば水が、風車でお金を消費して電気が。木を建てれば水を使い風とレジャーが生成されます。
アパートを建てればそれらを消費して若者や汚水が生成されるのです。
このゲームでは人や水電気はもちろんのこと、汚水や公害等もリソースとして扱われます。
もちろん公害を消費して別のリソースを得る施設も存在します。


しかし何をしても上手く行くかと思いきや、いくつか考える必要のある問題があります。
この街で見えている人は飾りで、実際に存在する住人は全く目に見えません。
人の流れが乏しい地域は荒廃してしまい、建物が完全に使えなくなります。
するとそこからドミノ崩しのように荒廃が進み、気がつくと街全体が荒廃することもあり得ます。

ところがこのゲーム。先ほど説明したように、建設に関するリソースは一切必要ありません。
壊れた場合の撤去も一瞬なので、いつでも作り直せばいいんですね。
公式がこのゲームで呼びかけているのが「エコロジー」そして「バランス」です。
全体の調和はもちろん必要ですが、街を発展させるには住環境が何よりも大切ですね。
Block’hoodは、街作りシミュレーションというよりは「街作りパズル」と呼ぶほうがしっくりくるかも知れません。
難しいことは何も考えず、只管上に建物を積んでいくだけでも案外街は機能します。
横方向は限られたスペースしかないので、如何に上手く建物を積んでいくか。
「ぼくのかんがえたさいきょうのラピュタ」を作るには最適のゲームです。

現在はEarlyAccessですが、2016年夏には正式版の発売が予定されています。
殺伐とした世界から一度顔を出し、小鳥のさえずりを聞きながら街を作ってみるのも良いですね。

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