こんにちは、コースケ(@pcmodgamer)です。
今回は、230作品以上に対応したMod管理ツール「Vortex」の導入方法と使い方を解説します。
旧公式Mod管理ツールである「Nexus Mods Manager(NMM)」を利用してる人は本ツールに乗り換える事をオススメします。
『Skyrim』及び「Fallout」シリーズに特化したMod管理ツール「Mod Organizer 2(MO2)」に関しては以下記事を参照して下さい。
Vertexとは
ソフトウェア・フレームワーク”Chrome”がベースの”Electron”を更にベースとしたNexus Mods公式のMod管理ツール。
同じ公式Mod管理ツール「Nexus Mods Manager(NMM)」の後継ツールであり、「Mod Organizer(MO)」の開発者であるTannin氏が手掛けています。
Mod導入するにあたって.NET 6.0+が必須となり、公式サイトであるNexus Modsとは違い日本語対応しています。
65種類以上のゲームを公式サポートし、拡張機能をインストールすれば230種類以上のゲームのModを管理可能。Modファイルのオンオフや一括管理は勿論、プロファイルを作成すれば一つのゲームで複数Mod環境を構築出来ます。
内蔵された自動ソートシステムによりMod間の競合は手軽に避けられる反面、ロード順を手動で変更出来ないので優先順位を高く設定したいModは後から導入する事を推奨します。
何か分からない事や不具合に見舞われた時はよくある質問(Q&A)、Vortex専用ヘルプページ、Vortex専用フォーラムをご覧下さい。
導入方法
・Nexus Modsの「Vortex」配布ページからDownload the latest version nowをクリック。FILESページから最新バージョンを選び、SLOW DOWNLOADを選択してダウンロード。
インストール先を指定したい人はVortex (custom install location)をダウンロードして下さい。個人的にはこちらを推奨します。
・ダウンロードしたらVortex (custom install location)-1-1-6-xx-xxxxxxxxxx.exeを起動し、指示に従ってインストールして下さい。
・インストール出来たら右上の人型アイコンからNexus Modsへログイン。アカウントと同期するか聞かれるのでAUTHORISEをクリックして同期。アカウントを作成してない人はここで作成して下さい。
・同期すると「Vertex」で診断と使用状況データを提供するか否か聞かれるので、Denyを選択し拒否しておくと良いでしょう。
後は左側のSettingsタブを開き、一番上のLanguage一覧から日本語を選択して一度再起動すれば日本語化されます。
・またデフォルトでは設定されているはずですが、設定タブのModページから変更出来るModの展開フォルダは下記画像のように設定されていれば問題ありません。
これであれば複数ゲームのModファイルは混同せず、全てのModファイルが管理可能です。
使い方
ゲームの有効化及び管理
・左側のゲームタブから自身がMod導入したいゲームを検索して管理をクリック。ここでは『Red Dead Redemption 2』を例に進めていきますが、基本的に全てのゲーム同じ手順となっています。
ゲームへの対応状況がベータ版の場合、下記画像のように対応した拡張機能をインストールする事で機能します。検索しても表示されないゲームに関しては基本対応していないので要注意です。
・ゲームのインストールフォルダが自動検出されない時は、続行から表示されるエクスプローラーよりインストールフォルダを選択して下さい。
上手くフォルダ指定出来ていれば管理中に該当ゲームが表示されます。エラーなく管理中のゲームに表示されない場合は、右上の非表示のゲームを表示をクリックすると出てくるはずです。
Modの導入方法
・管理中のゲームからMod導入したいゲームの三点リーダーをクリック。Nexusのページを開くを選択し、ここから自身が導入したいModを探します。
本記事では『Red Dead Redemption 2』の「Instant Travel」を例とします。
なお『Red Dead Redemption 2』の場合は「Script Hook RDR2」と呼ばれる前提Modが必須となり、本作に限らず一部ゲームには本ツールからでは導入出来ない前提Modがあるため気を付けて下さい。
・FILESタブから最新バージョンのファイルをMOD MANAGER DOWNLOADをクリックしてダウンロード。その後SLOW DOWNLOADを選択するとVortexを開くか聞かれるのでVortexを開くを選んで下さい。
・するとModタブにModがダウンロードされる為、右上のベルマークから今すぐ配置をクリックすれば正常にインストールされます。
後はゲームを起動し、ゲーム内から導入したModを確認出来れば導入完了です。
ファイルをドラッグアンドドロップすれば手動で導入も可能。仮に複数Modを一気に導入した場合はModの配置をクリックすると一括配置出来ます。
また、Modのパージを押すと展開されたModは残ったままフォルダへのハードリンクが解除されるので、どうしてもMod環境を一度全てバラしたくなったら活用してみて下さい。
Tips
「Vortex」で管理出来ないModを無理やり管理する方法
・ここでは『Red Dead Redeption 2』の「Rampage Trainer」のようなダウンロードしたZipファイルをそのままドラッグアンドドロップしても機能しないModが例になります。
・「Rampage Trainer」の場合、Rampage.asi及びRampageFilesフォルダはインストールフォルダに導入しないといけません。
ただRampage.asiだけを送る(N)から圧縮(zip 形式)フォルダーでZipファイルに圧縮し、そのまま「Vortex」へ手動で導入すると本来管理出来ないModでも管理且つ把握しやすくなります。
勿論ちゃんと導入しないと機能しないModもある為、その場合は諦めて直接導入して下さい。
Mod同士の競合
たまにMod同士が競合すると警告が表示されますが、???のプルダウンからロード順を推奨とされている値に変更すれば基本は問題ありません。
ただし警告表示は「Vortex」で導入しているMod同士でしか発生しない為、手動で導入しているModや別のMod管理ツールと併用している際は自力で解決しなければいけないので気を付けて下さい。
複数Mod環境の構築
設定タブのインターフェースページからプロファイル管理の有効化をオンにするとプロファイルタブが表示されるようになります。
“ゲーム名”のプロファイルを追加をクリックすれば新しいプロファイルが生成され、編集を選択するとプロファイル名と概要が変更出来ます。
編集のプルダウンからプロファイルの複製やショートカットも作成でき、プロファイルを切り替えれば一つのゲームで複数Mod環境の構築可能です。
Modコレクション機能
Collectionsタブからアクセスでき、WorkshopページからFrom Profileをクリックするとコレクションを作成出来ます。
各ゲームで導入しているModが全体把握出来るものの、コレクション機能自体あまり活用するようなものではなく、Added Collectionsページから他ユーザーのコレクションも追加可能です。
以上が230作品以上に対応したMod管理ツール「Vortex」の導入方法と使い方になります。使い勝手が良く大量のゲームにも対応しているので、専用のMod管理ツールが無いゲームであれば是非活用してみて下さい。何かあればコメントお願いします。
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