【積みゲープレイ日記】40時間遊んで分かったアクションRPG『Anthem』の総評

積みゲープレイ日記
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今回は、先行アクセス時から40時間遊んで分かったアクションRPG『Anthem』の総評になります。

本作はEAのBioWareが開発したTPS視点のアクションRPG。全ゲームプレイにマッチングシステムを採用しているので、フレンドと一緒に出来ないプレイヤーも必ず4人PTで戦いに挑むことができるようになっています。

筆者はイベントシーン及び会話シーンをほぼ飛ばさずに約17時間ほどでストーリークリアして難易度グランドマスターまでプレイしましたが、結論だけ言ってしまえば「まあまあそれなりに面白い」です。

アクション性(戦闘)は言わずもがな、ストーリーも驚きと笑い多めで飽きずに楽しめました。ただ重厚なストーリーを目指してしまったが故に、ストーリークリア後は途端にやることが無くなります。厳密に言うとグランドマスター1以上で全身装備をマスターワーク(最終的にはレジェンダリー)にしていきますが、だからといって『Destiny 2』の高難易度レイドがあるわけでもないので恐らく全身装備を整えるまでに飽きる人は多いかも知れません。

グランドマスターはストーリークリア後にレベル30に到達すると選べるようになり、クリア後は皆が挑んでいきますが装備が整っていない到達直後では雑魚敵に一撃与えられただけで即死するレベルです。武器以外の装備はグランドマスター1以上でなければドロップしないのでフリープレイ含めて絶対にやることになります。

このグランドマスター1がめちゃくちゃしんどく、本作の鬼門且つ評価の壁下記画像のパワー452でもほぼ戦略外ですぐに死にます。これはストームだからかもしれませんが、毎回何度も死んで味方が強くないと依頼やストロングホールドのクリアは無理です。

Mod一つでエピック品質とは4倍以上の性能差があるので、このマスターワークModが複数手に入るまではグランドマスター1はかなり厳しく、先に言った飽きる人はここで折れたりやらなくなる可能性は高めかなと。折角レアリティ分けして多々ある装備も全てはレジェンダリーの為の土台であり、解体したからと言ってそれら素材を活かす場面が存在しないのも死んでしまってるなと思います。

この他にも任務終了後は毎回街中に会話マークが多発して街中を走り回らなければいけません。別に無視してどんどん進めてしまっても良いかもしれませんが、中には依頼(サブミッション)も紛れており、ただの会話にも別NPCとの関係性を発展させるものもあるのでストーリーとは別に世界観に没入したい人にとってはとても重要な部分だったりします。

しかもそれら会話シーンはフルボイス対応でどれも話が長く、実際面白い会話も多いもののそれが余計にダレて面倒と感じてしまいます。ストーリークリア及び全依頼をクリアしてしまえば繰り返し出現する依頼以外は何も表示されなくなるので、それまでは我慢するしかないのが「面白さと面倒臭さが表裏一体」としていて難しいところです。

上記ような状態のお陰で他プレイヤーと交流することが出来る出撃ハンガーは全く意味をなしていません。ストーリーを進めたり依頼を受ける上で街中に行かなければ行けないので出撃ハンガーに行く理由も無ければ、毎回アクセスする度にわざわざマッチングさせられるのでロードの手間も考えて少し面倒です。出撃ハンガーに入り浸る理由があるとすればストーリーを終えたレベル30到達者ぐらいだと思います。

もちろん先に省いた部分で魅力的なものも多く、前述したレジェンダリー品質までは同じ装備が存在するので、お気に入りや使いやすいものがあれば上位レアリティを手に入れれば使い続けられます。マスターワーク以上のレアリティになると強力な特殊効果とランダム性の効果付与が得られるので、他作品では得られない複雑なビルド構成ができたりハクスラ要素としても質が高いです。グランドマスター1以上を楽にクリア出来てくれば、装備の取捨選択にも余裕が出てきて極める面白さが出てくるのでないでしょうか。

コスメティックスも予想通り高いものの、それぞれシリーズ別々の部位を装着しつつ様々な材質で自分だけのジャベリンをカスタムすることが可能です。エピック品質のジャベリンアーマーだとセットでしか購入できませんが、装着は別々にできるので安心です。本作のコンテンツが充実すればするほど独創的なジャベリンが作れるようになって、そういったジャベリンを見かけることもあるのが長い目で見た時の楽しみな部分だったりします。

最後にアクション性に関しては各プラグインや武器、Modによるビルド構成で自由度の効いた戦いを4人全員ができるところが非常に面白いです。属性を絡めたコンボシステムや各ジャベリンの特徴的な違い然り、それが全プレイヤー共通に備わっている影響で普通に戦っているだけなのに協力的に戦っている感じがしてそれが楽しさの根源かもしれません。

他プレイヤーとレベル差があれど、難易度と人数で敵の強さは変化するので誰とどのタイミングで遊んでも不自由なくプレイできるのも配慮されていると思いますし、プレイヤーごとにアイテムドロップは違うので自身に見合った装備がちゃんと落ちるのも嬉しい要素です。

ボス戦になれば全員で大型の敵を目標に戦い、大量の敵もスキルを使えば一網打尽にできる爽快感があり、「ジャベリン」という強化スーツに乗り込んで戦ってる感じが『タイタンフォール』と似たワクワク感を蘇らせてくれます。ただスラスター熱容量が少なく、長時間飛行しているとオーバーヒートしてしまうのが惜しいです。ホバーできる時間だけ減少させつつ、もっと自由に飛び回れたらどんなに楽しくアイアンマンごっこできるかと考えちゃいます。

ここまで様々な事柄について書いてきましたが、ストーリーは面白く、戦闘面はレベル30までは本当に楽しいといった感じになりました。そして「微妙」と評価されてしまうのは、会話シーンの問題と執筆時点ではグランドマスターの難易度と装備を整えても目指す場所がないことが原因だと思います。『Destiny』や『Division』のようにリリースから時間が経ってから遊ぶ作品として、今後充実して面白くなるんじゃないかと期待してます

また、ゲーム内のあらゆる所に存在するコーデックスをかき集めたりストーリーや会話を進めていくと、メールボックス及びジャーナルで様々な記事や説明が読めるので「Anthem」と言う世界を深く知りたい人にとってオススメのコンテンツです。

ストーリー及び依頼ではフリープレイで行けるところのみで完結していて、最終的に同じ場所を行き来したりしてるのが残念でなりませんが、こちらも今後に期待しつつあまり深く考えず遊んでいくのがベストなのかもしれません。長々と総評として書きましたが、これが今後の購入検討材料などになればと思います。

因みに彩度や明度が綺麗に感じるのは色調補正ツール「ReShade」を導入しているからで、もし興味があれば下記記事も併せて読んでみて下さい。

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