Origin Access Premierに契約して、初めて『FIFA 19』をプレイしてみて分かった『PES(ウイイレ)』との違いと面白さについてです。
今までずっと飛び飛びでPS3及びPS4で『PES』をプレイしてきましたが、今回は『Anthem』狙いでPremierに契約するついでにシリーズ新作の今作にも手を出してみました。直近で言うとSteam版『PES 2018』を遊んでおり、『FIFA』シリーズ自体は今作が初めてです。
結論を言えば、個人的に『PES 2018』よりも『FIFA 19』がリアルで楽しいと感じてます。もちろん前作と最新作を比べるのはあれですが、今までのFIFAは「顔のグラフィックが泥人形みたいで似てない」と言われていたり、様々な情報サイトを見た上で「偏見でゲーム全体が難しい」とか思っていて、もしかすると『FIFA 18』まではその通りで、『FIFA 19』から丁度自分が求めていたサッカーゲームになったのかなって思ってます。
世界的に見ても『PES』よりも『FIFA』のほうが圧倒的に売れているようで、国内だと『PES』の方が売れていますが世界では『FIFA』が100だとしたら『PES』は20ぐらい売り上げの差があります。恐らく公式ライセンスの差が大きく、J1リーグや今作からは中国スーパーリーグが収録されており、現実に存在する様々なクラブや選手・スタジオ等のライセンスを『FIFA』が取得しています。
『PES』はタイリーグやベルギーリーグ・ロシアリーグなど、サッカーファンではない人間にとってはいまいちピンと来ないマイナーなライセンスしか持っていませんが、レジェンド選手(引退選手など)がかなり豊富です。ただ『PES』に関してはPC・PS4共に有志が作成したパッチがあるので、殆どが架空でもパッチによって選手のモンタージュ含めた様々なものが実質的に『FIFA』よりも現実的なラインナップになれます。
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固有フェイス(ヘッドスキャン)に関しては、以下の動画でも分かるように比較されています。個人的には『FIFA 19』がリアルな輪郭を保っていて似てるなって思いますが、ここら辺は普段どういうゲームをしているか、熱狂的なサッカーファンで間近で選手を見ているとかによって評価は変わってくるので、好みの問題だと思います。
因みに『FIFA 18』と『PES 2018』の固有フェイス比較動画を見た時は、確かに『PES』の方が似ているなって思いました。実際に『FIFA 19』をプレイしていると、固有フェイスが無い選手は似てなくもないかなってレベルで、ここは『PES』の方が固有フェイスが無い選手も似ていて、ゲームのグラフィックの強さが出ているかなと。
ここまで公式ライセンスと顔のグラフィック(固有フェイス)の話をしてきましたが、何と言っても重要なのはゲーム性の違いです。FPSに例えて分かりやすく言ってしまえば、『PES』は「カジュアル系FPS(シューター)」、『FIFA』は「リアル志向FPS」って例えが自分の中で一番しっくり来てます。
『PES 2018』を例にすると、ゲーム全体が機械的と言うか「ゲーム的」で、シュートは比較的打てば入りやすいし、敵味方AIの頭が悪かったり(気がする)、選手の動きやゲームスピードがスピーディー、全選手が同じキャラクターって感じがしてあまりクラブ色や戦術を感じられないです。
逆に『FIFA 19』は、選手一人一人の動きや挙動がリアルで、自分の操作の仕方一つでパスが変わったり受け方も変わったりします。シュートを打つ時も今作から導入された「タイミングフィニッシュ」によって、ある程度どこにシュートさせるかまで可能です。(その分ゲームとしての難易度ももちろん高く上がっていますが。)
なお「タイミングフィニッシュ」は『PES』で言うところの□ボタン2度押しみたいなものです。
あとは同じく今作からの新システム『アクティブタッチシステム』があることによって、さきに言ったような今まで以上のリアルなゲームプレイを楽しめます。これによってあらゆる動きで選手の個性を発揮し、『PES』の欠点(決めつけ)であるクラブ色などを圧倒的に補い再現してくれます。
このシステムのお陰で、ボールをトラップする時のファーストタッチにフェイントを掛けたり、ボールを浮かして敵を抜き去ったり自分で浮かしてからボレーシュートを決めたりすることも可能で、ダッシュする時なんかはボタンを押した瞬間からトップスピードで走り出す訳ではなく、徐々にスピードに乗っていくリアルさも忘れていません。
下記動画は前作のものですが、現実でトッププレイヤー達が行なっている実際のテクニックとゲーム内で出来るテクニックの比較になっています。見て分かる通り、ゲーム内選手の能力値さえ高ければここまで自由なサッカーもできます。実際にプレイしてると思ってた以上のコマンドの複雑さに、スティックの倒し具合でボールとの距離も変わったりして、ここでも『FIFA』というゲームの難しさを感じます。
もちろん動き以外にもフリーキックで立ち位置などを細かく調整できたり、戦術的な面で言えば選手間の幅やディフェンスラインを高めに設定したり、フリーキックやコーナーキック時に中へ何枚投入するか、スタメン選手一人一人を弄って自分が操作していない時にどういう動き・考えを持たせるかも設定することが可能です。
最後にゲームモードの簡単な比較ですが、『PES』にある「マイクラブ」と『FIFA』にある「アルティメットチーム(UT)」。「マイクラブ」については今までパッチを導入してプレイすることで、完全に遊ぶ上でシャットアウトしてたので「アルティメットチーム」との比較はできませんが、今作はほぼずっとアルティメットチームばかり遊んでます。
分かりやすいゲームシステムに、ほんの少しの苦労と努力だけで様々なドリームチームや自分だけのクラブをカスタマイズ出来てめちゃくちゃ楽しいです。オンライン対戦が主軸のモードな気がしますけど、自分はサッカーゲーで対人戦はやりたくないので、ずっとオフライン(シングル)対戦又は他プレイヤーが作成したチームとCPU対戦しかやってません。
多分オンライン対戦の方が勝っても負けても報酬は良いんでしょうけど、それでもチーム作りと選手強化には特に困ってもいないので、こういう独り身な遊び方もできるのは有り難い限りです。
ざっとこんな感じで、自適に『FIFA 19』を『PES』以上に楽しめてるかなってところです。今はアルティメットチームを楽しんでますけど、他にも3人のストーリーを体験できる「THE JOURNEY CHAMPIONS」がありますし、『PES』の「マスターリーグ&ビカム ア レジェンド」と並ぶ「(監督・選手)キャリアモード」でも自分だけのオリジナルチームを作り上げることだってできます。アルティメットチームも程々にしながら上記2モードも伸び伸び遊んでいこうと思います。
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