PvP及びGvG主軸のアクションMMORPG『スローン・アンド・リバティ(2024)』【レビュー/感想】

Steam
この記事は約7分で読めます。
スポンサーリンク

こんにちは、コースケ(@pcmodgamer)です。

今回は、PvP及びGvG主軸のアクションMMORPG『スローン・アンド・リバティ(THRONE AND LIBERTY)』のレビューになります。

ギルドレイドを消化してくれる野良ギルドに加入し、主にソロでプレイ。

完全ソロだとギルドレイド/GvGの攻城戦/ギルド人数が正義のワールドボスなど一部メインコンテンツが遊べない為、基本ギルド加入は必須

平均人口はレビュー時点で18万人前後。Steam版のみですが、Xbox及びPS5とのクロスプラットフォーム対応の為、数値以上に多い印象。

サーバーによるかもしれませんがゴールデンタイムでログイン待ちが30分発生し、アプデ直後の『FF14』並に待機させられます。

なお本記事はSteamレビューを記事化したものという事を留意下さい。

THRONE AND LIBERTY on Steam
Welcome to THRONE AND LIBERTY, a free-to-play, multi-platform MMORPG. With an always changing environment, Massive Scale...

【レビュー/感想】

スキルやロールは全8種類ある武器毎に決まり、2つの武器を切り替えて戦うロックオン式のアクションゲーです。

武器にはパッシブ及びパリィスキルが存在し、武器熟練度上昇に伴う3つのルートからなるパッシブツリーの強化と、スキル特化システムによって既存スキルが別物に変化するのはビルドを考える上で面白かったです。

個人的にサブ武器のスキルを使用すると自動で持ち替えて発動する為、手動で切り替えずに済むのは『ESO』にも真似して欲しい機能だと感じます。

また他プレイヤーと協力するエリアイベントとワールドボス、どちらもMMO感あって悪くないですが、後者は貢献度1位のギルドプレイヤー以外は参加賞しか手に入らない仕様により実績解除以外で遊ぶ価値は無いのが微妙なところ。

ミスティックオーブという名の宝探しもあるので、もし冒険中に遭遇したら探すだけ探してみると思わぬ収穫があるかもしれません。

因みにワールドボスにも平和と紛争が存在し、紛争だとPvPvEエリアでワールドボス討伐を目指すという実質的なGvGコンテンツになっています。

ソロ向けは特殊ダンジョン及び無限の関門が用意されており、経験値含め初回クリア報酬が美味しいのでクリア出来るところまでやっておくとビルド構築の足しになるでしょう。

サブクエに該当する探査チャプターは各エリア毎に設けられたアクティビティをクリアしていくと、金と経験値と報酬が貰えるのでメインクエのレベルが足りない時は基本これと依頼クエをやってみて下さい。

加えて最大6人で挑む協力ダンジョンや、夜になるとPvPvEエリアに変化するフィールドダンジョンといったコンテンツも用意あり、PvPとPvE問わなければ意外とコンテンツ量は豊富な印象です。

採集は早い者勝ち、ギャザクラみたいな概念はありません

釣りと料理と装備制作はありますが、どれも充実していなかったり装備製作には設計図が必要なので、ギャザクラと呼べる程しっかりしたものでは無かったです。

そのため生活系コンテンツは現状ほぼ皆無。ただアミトイハウスに行くと『FF14』のリテイナーベンチャーと同じアミトイ遠征が出来ますが、わざわざ別エリアに行かないといけない煩わしさがあります。

他MMOでたまに見かける装備収集要素も健在。該当装備を消費してギアブックに登録していくと、完成した際に色々報酬が貰えます。

特にPvPとPvE問わず短時間変身出来る守護者システムとマウント不要な変身システムは中々ユニーク

強化値継承システムを活用すれば同レアリティ同士ならそのまま引き継げる他、高レアリティに引き継ぐ際は全てでは無いものの一定数値引き継がれて便利です。

キャラメイクについては割と細かくカスタマイズでき、興味ない人はデザイナープリセットから完成品、写真を取り込んで自動キャラメイク可能です。

サイズ変更含むグリッド単位で調整出来るHUD編集機能も完備され、インベントリー拡張はバッグより倉庫拡張の方が安かったです。

チャットの自動翻訳機能も便利ながら、中国語に一部日本語と同じ漢字が使われていると一切翻訳されないのは改善すべき点。

殆どの中国人はどのゲームでも頑なに英語を喋ろうとしない為、日本サーバーではなくアジアサーバーとして括られている現状は死活問題だと思います。

それとキーバインドというか操作性が結構悪く面倒臭い仕様となっています。何故かEキーと左クリックが繋がっており滅茶苦茶だし、回避がWASD押しながらガードと同じQキーと重なっていたり、アクションゲーとしては最悪。

そもそも『黒い砂漠』等のMMOとは異なるロックオン式なので、アクションゲーというよりアクション性のある『FF14』の方がしっくり来るかもしれません。

本題である本作で一番の問題点は、基本無料故にダンジョン周回はスタミナ制度によるプレイ制限と、ダンジョン毎に装備報酬が決まっているため意図的にヒーラー又はタンクが集まらない且つレアドロップコンボの最悪な基礎設計だと言えます。

前述した報酬の偏りにより、筆者がタンクで申請してもヒーラーが集まらず平気で10分~20分マッチング待機させられ、最初の50IDで途中抜けに再補充して2時間弱戦っても結局クリア出来ず挫折する始末。

何故か回復しないヒーラー、ギミック無視して死にまくるDPS、レベル50まで防御を知らないプレイヤーなど正に死屍累々。

挙句の果てにはDPSのダメージ不足が原因で中ボスをスタン出来ないのに、スタンしてないタンクに責任を押し付けて除外投票するなど民度の悪さに驚くばかり。

自身の動きが完璧でも3日間繰り返してクリア出来なかったですし、明らかに難易度設定及びマッチングに欠陥があるとしか言えません。

まさか装備更新に必須な最初の50IDクリアっていうスタートラインにも立てないクソゲーとは思いませんでした。

フィールドダンジョンでレアドロップ狙うにも、ファーストアタックしたプレイヤー及びPTしかドロップ権利を得られない為、ソロは完全お断り且つ遠距離武器が圧倒的有利なので、タンクや近接武器はアイテムの入手権利どころか人権無しというゴミ仕様

野良PTに入ってもぼっ立ち放置や近接武器が混じっていると全員不幸になり実質詰みます。

それとメインクエストはそうでもありませんが、付録クエストや一部探査チャプターになると途端に性格の悪い10年前のMMOに逆戻りするのは依然として謎。

考えても普通に難しい謎解きとパズル、絶妙に届かずノーヒントな滑空ギミックの数々など、要らないところでストレスが溜まります。

課金要素はレベル50まである無料及び有料バトルパス、キャラとモーフ含むコスメ、染色や釣り餌、取引所の課金通貨などが主。

前述した取引所は売買どちらも課金通貨で取引する公式RMTとなっているものの、一部の装備及びアイテムしか売買出来ない上に装備レベル制限が無い為、PvPに関して言えば強力な装備と特性を課金で揃えられてしまうP2W要素は否めません。

無課金の場合は依頼クエから毎日引ける紫バッグガチャ、フィールドダンジョンで依頼クエと併用した現物レアドロップ、売買不可能なダンジョンドロップ、ダンジョン周回によるコイン製装備の制作を時間掛けて狙っていく事になります。

3vs3含むPvPと攻城戦含むGvGがメインとは知っていましたし、ボコられても良いから一回ぐらいお祭り感味わいたかったものの、何だかんだ今のNCSOFTにはもう開発力が無いのだと痛感しました。

全体的にフィールドデザインが良かったので探索は楽しめましたが、それ以外の大部分が終わっていたのはどうしようもなかったのかなと。

正直無料なら『アルビオン・オンライン』『黒い砂漠』『Destiny 2』『Trove』辺りを遊べば良いです。

有料であれば高難易度コンテンツ以外は大体ソロで遊べる『FF14』、ソロの冒険とPvEコンテンツが豊富な買い切りの『ESO』、数百人で挑むワールドボスやサーバー同士で戦うWvWなどMMOの手本とも言える『Guild Wars 2』など、結局MMOを遊ぶなら買い切り型や月額制タイトルの方が幸せになれる為、ちゃんとしたMMOを遊びたい人は上記作品に触れてみて下さい。

以上がPvP及びGvG主軸のアクションMMORPG『スローン・アンド・リバティ(THRONE AND LIBERTY)』のレビューになります。近年稀に見る酷いMMOで驚きましたが、大金を注ぎ込んでPvPメインなら数ヶ月は遊べるはずです。何かあればコメントお願いします。

Meta Quest
¥81,798 (2024/09/14 12:29時点 | Amazon調べ)

コメント この記事についたコメント

タイトルとURLをコピーしました