こんにちは、コースケ(@pcmodgamer)です。
今回は、Androidエミュレーター「LDPlayer9」の導入方法と使い方について解説します。
以下記事では同じAndroidエミュレーターである「Nox Player」「MuMu Player X(11)」の導入方法及び使い方を紹介している為、比較したい人や本エミュレーターで動作しなかったアプリを試したい人は参考にしてみて下さい。
LDPlayer9とは
香港に拠点を構えるXUANZHI INTERNATIONALテクノロジー株式会社が開発したAndroidエミュレーター。標準で日本語対応しており、「Nox Player」や「MuMu Player X(11)」より起動速度は早く感じます。
複数のゲームを起動可能なマルチ操作、仮想キーを配置して自由自在に操作するキーマッピング、マウス操作を録画しループさせる自動マクロ、マウスキーボード及びコントローラー(ゲームパッド)への対応、即座に画面を隠せるパニックモードなど数多く搭載。
特に、強制的に縦画面表示されるゲームを後述する横画面表示の設定により幅広く遊べるのは一番の強み。通常であればユーティリティアプリをダウンロードして設定しないといけませんが、それを必要としないのはAndroidエミュレーターらしい貴重な機能だと思います。
同時操作機能を用いれば複数アカウントで同時リセマラ出来ますし、他のAndroidエミュレーターよりも有用なオプションは多い印象。しかしスクリーンショットキーがキーバインド出来ない為、ショートカットで手軽に撮影出来ないのはもどかしいところです。
今回紹介している「LDPlayer9」以外にも「LDPlayer4(32bit)」「LDPlayer4(64bit)」「LDPlayer3(32bit)」と用意されていますが、いずれもAndroid 7以下のため基本は「LDPlayer9」のみで問題ありません。
なおマルチ操作を使用する際、複数アカウントでの周回や位置情報の偽装等は一部アプリで不正扱いされるので規約違反やアカウントBANに気を付けて下さい。
Androidエミュレーターとは
AndroidエミュレーターとはWindows(MAC)OSとAndroid OSの間を取り持つソフトウェアになります。
PC画面上に仮想のAndroid環境を映し出し、スマホアプリをマウス&キーボードによって操作出来るようにします。これによりスマホの発熱、バッテリー消耗や通知を気にすることなく、大画面でのゲームプレイと面倒なタップ操作をマウス・キーボード操作によって処理できます。
スマホがiPhone等のiOSタイプでも、PCさえあればAndroidアプリが遊べますし、違法性は無いのでアプリ側の規約に反していなければPCとiPhone(iOSデバイス)による2アカウント持ちも実現可能です。
ただエミュレーター自体を規約で禁止しているアプリもあるため、その辺はよく確認してから使用するようにしましょう。『PUBG MOBILE』のような一部マルチプレイタイトルに至っては、エミュレーターユーザーとモバイルユーザーのマッチングを分けている事も十分留意しておいて下さい。
導入方法
・公式サイトのDownload LDPYAER9から最新バージョンの「LDPlayer9」をダウンロード。
全バージョンを選ぶと旧バージョンのLDPlayerがいくつか表示されますが、他のAndroidエミュレーターと異なり利用機会は少ないため基本ダウンロードする必要はありません。
・ダウンロードしたLDPlayer9_jp_xxxx_ld.exeを起動してインストール。
カスタムをクリックすると指定フォルダ以外にインストールでき、左下に表示されている必須項目にチェックを入れないとインストール出来ないので要注意です。
・インストール出来たらSystem AppsからGoogle Playストアを選び、指示に従い自身のメールアドレスとパスワードを入力してGoogleアカウントへログインして下さい。
・また右上の三マークから設定を選ぶとLDPlayer9自体の設定を変更出来る為、動作に不安を感じるようであれば自身のPCスペックへ応じたグラフィック設定にしておくと良いでしょう。
使い方
アプリのダウンロード及びインストール
・先程と同じくSystem AppsからGoogle Playストアを起動し、自身が遊びたい適当なアプリをダウンロード。ここでは『勝利の女神:NIKKE』を例とします。
・インストール出来たら後はアプリを起動するのみ。中には起動しないアプリもありますが、そういったものはエミュレーター側が対応してないか、アプリ側がエミュレーターを弾くようにしている為、諦めるかLDPlayer公式に問い合わせてみると良いかもしれません。
モバイル版をプレイしている場合はログイン及び連携から該当するアカウントへログイン又は連携して下さい。ゲームが重くアプリが強制終了する際は、再起動や前述したグラフィック設定を見直すと解決するかもしれません。
また、DMM GAMESストアやAmazonアプリストアの細かな使い方は下記記事を参照下さい。「Nox Player」向けに作成したものですが、導入方法等はほぼ全て同じ手順となっています。
アプリを横画面に表示する方法
・上記画像では既に横画面表示ですが、右上の三マークから設定を選び、”他の設定”項目から横方向に固定を有効にすると強制的に縦画面のアプリも横画面で操作出来るようになります。
一部アプリではUIやゲーム画面が崩れる可能性もあるので、その場合は横画面表示を諦めるか挙動が異なるユーティリティアプリを導入してみて下さい。
提供元不明のアプリを許可する方法
・System Appsから設定を開き、アプリと通知の項目から特別なアプリアクセスを選択。その中から不明なアプリをインストールを選び、許可したいアプリをクリックして”この提供元のアプリを許可”にチェックを入れれば完了です。
スクリーンショットの保存場所
・デフォルトでは該当のドキュメントフォルダに格納されている為、スクリーンショットの撮影や録画する人は覚えておくと良いでしょう。
エミュレーター本体のショートカット
・右上の三マークから設定の”ホットキー”を選択すると、エミュレーター本体のショートカットキーが設定出来るようになります。
殆どはF1~F12に割り当てられているものの、残念ながらスクリーンショット撮影のキー設定は出来ず、筆者は右側のスクリーンショットキーをクリックして撮影しています。
またパニックモードを使用すると即座に本エミュレーターを隠してくれる為、誰かに見られたくない時に最適です。ショートカットはエミュレーター毎に異なる場合が多いため自身の使いやすいようカスタマイズしてみて下さい。
仮想キーの設定/キーバインド
・右側のキーボードマークをクリックすると、マウス・キーボード非対応のゲームでも仮想キーを配置してPCゲームのように遊べるようになります。
遊びたいゲームとボタン配置に応じて方向キーやエイムキー等をドラッグアンドドロップで重ね、保存ボタンを押すだけで簡単に設定可能。プルダウンのカスタムを選択すれば複数ゲームで別々のキー配置も出来る為、様々なゲームを操作する場合は別途設定していくのが好ましいと思います。
因みに右上のファイルマークを選択すると、保存したキーバインドをインポート及びエクスポート出来るので他のAndroidエミュレーターを利用してる時は活用してみて下さい。
マルチ操作(マルチインスタンス)
・右側の二重ウィンドウマークをクリックすると「LD マルチインスタンスマネージャー」が開き、PCスペックに応じた複数エミュレーターの起動及び操作が出来るようになります。
右下の新規/複製から新規作成又はコピーでき、バッチ処理から一括作成や設定等が可能です。インスタンス配置をクリックすれば使用しているモニターに応じてウィンドウを自動配置する事も出来ます。
最適化ではフレームレートや仮想ディスクモードの設定が出来るものの、最終的にはPCスペックに依存するので過信は禁物です。細かな仕様等に関しては公式サイトのサポートページをご覧下さい。
以上がAndroidエミュレーター「LDPlayer9」の導入方法と使い方になります。一部使用しない機能は省きましたが、冒頭で紹介した自動マクロや同時操作機能は上手く活用すれば物凄く便利なので、多機能なAndroidエミュレーターを求めている人は様々な用途を模索してみて下さい。何かあればコメントお願いします。
アンケート実施中!!
ブログをより良いものにする為にアンケートを取っています。匿名及び必須項目はありませんので、気軽にご参加下さい!協力のほうよろしくお願いします。
こちらのリンク又は下記アンケートより回答できます。
コメント この記事についたコメント