Android12対応エミュレーター「Nox Player」のすゝめ【レビュー/感想】

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こんにちは、コースケ(@pcmodgamer)です。

今回は、Android12対応エミュレーター「Nox Player」のレビューになります。

本記事ではAndroid12対応版のみをレビューしている為、Android9など別バージョンを試してみたいという人は下記記事を参照下さい

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Androidエミュレーターとは

AndroidエミュレーターとはWindows(MAC)OSとAndroid OSの間を取り持つソフトウェアになります。

PC画面上に仮想のAndroid環境を映し出し、スマホアプリをマウス&キーボードによって操作出来るようにします。これによりスマホの発熱、バッテリー消耗や通知を気にすることなく、大画面でのゲームプレイと面倒なタップ操作をマウス・キーボード操作によって処理できます。

スマホがiPhone等のiOSタイプでも、PCさえあればAndroidアプリが遊べますし、違法性は無いのでアプリ側の規約に反していなければPCとiPhone(iOSデバイス)による2アカウント持ちも実現可能です。

ただエミュレーター自体を規約で禁止しているアプリもあるため、その辺はよく確認してから使用するようにしましょう。『PUBG MOBILE』のような一部マルチプレイタイトルに至っては、エミュレーターユーザーとモバイルユーザーのマッチングを分けている事も十分留意しておいて下さい。

Nox Playerとは

中国の香港に拠点を構えるノックスデジタルエンターテインメントが開発したAndroidエミュレーター。初期設定はほぼ不要な上に標準で日本語対応済み。

複数のゲームを起動できるマルチインスタンス、複雑な操作を記録してワンクリックでスクリプトを実行するマクロレコード、マウス・キーボードの他にコントローラーも対応。一部アプリによっては、対応モニターやハイスペックPCを所持していれば最大8Kや120fpsで遊ぶことも出来ます。

「Android5(32bit)」「Android7(32/64bit)」「Android9(64bit)」3種のOSバージョンに対応してる為、エミュレーターやアプリのアップデート及び相性の悪さでアプリが起動しない場合でも別バージョンの環境を作成して試せるのは良いところ。

ここに今回登場した「Android12(64bit)」が加わり、Android12専用の新機能等を搭載しています。

一部の人気アプリに対してはオススメの仮想キー配置が既に割り当てられており、十字キーにWASDキーを割り当ててPCゲーのように遊ぶといったカスタマイズも可能です。

なおマルチインスタンスを使用する際は、仮想OSが増える毎に要求されるPCスペックが上がっていくので要注意。加えてマクロレコードや複数アカウントでの周回等は一部アプリで不正扱いされるので規約違反やアカウントBANに気を付けて下さい。

Android12対応版の導入方法

新規ユーザーの場合

Nox Player公式サイトの左上からA12β版ダウンロードをクリックし、記事中にある初めてご利用の方のリンクからAndroid12対応版のインストーラーを直接ダウンロードして下さい。

・ダウンロード後は、本ブログにて紹介している下記記事を参考にして頂くと簡単にインストール及び使用出来るかと思います。

既存ユーザーの場合

・インストール済みの「Nox Player」を開き、サイドメニューにあるマルチプレイの”Noxウィジェット”からエミュレーターの追加を選んでAndroid12を起動。

又は新規ユーザーと同じくAndroid12対応版のインストーラーを直接ダウンロードして下さい。

筆者の場合はNoxウィジェットにAndroid12が存在しなかった為、直接ダウンロードして上書きダウンロードしています。

・上書きダウンロードすると当然Android12が起動するものの、Noxウィジェットに今まで使用していたAndroidバージョンがあるのでデータが消える心配はありません

・Android12が起動出来たら、初めて利用した時のように「Nox Player」の再設定及びアプリをダウンロードし、発行した連携コード等で他Androidバージョンからデータを引き継げば移行完了です。

レビュー/感想

レビュー時点でAndroid9に次ぐ世界初のAndroid12対応エミュレーターとなっており、今まで使用していたAndroid9と比べてエミュレーターの起動が30秒以上早く他Androidエミュレーターと比較すると一二を争う高速起動を実現しています。

Android12では新しいデザイン言語が採用された事で、複数ウィンドウで複数アプリを同時起動出来るAndroid Splitscreenゲームを中断しないゲームリソースのバックグラウンド読み込みなど、新機能を多数追加しています。

新機能だけでなく、Android7では起動するもAndroid9では動作しなかったアプリが動作したり、Androidエミュレーター特有のロード時に生じるカクつきが相当軽減され、全体的に不便なく快適となっています。

特に『ブルーアーカイブ』や『勝利の女神:NIKKE』のような重いアプリでは、初回インストール及びアップデートの度に耐え切れずクラッシュしていた為、そこが改善されただけでもかなり利用価値は高いと思います。

動作が軽くなった事でリセマラも簡単に済みますし、PCスペックを余していたアプリについては更に高画質且つ高フレームレートで楽しめるのではないでしょうか。

それとAndroid9以前だとWindows 10でも強化互換モードの方が安定していましたが、Android12では基礎モードの方が安定している印象です。

こちらはユーザーの利用する環境や使用しているOSに左右されるので参考程度に留めておいて下さい。

また異常なCPU使用率の高さは解決された反面、筆者の環境ではメモリ使用率の高さが少し気になりました

エミュレーターが重い場合は、公式サイトにて紹介されているNoxPlayerが重い時の対処法をご覧下さい。

全体的な性能や使い勝手を見ればAndroid9の上位互換に感じますし、個人的に殆どのアプリが確実に動作する且つ快適に遊べる為、多機能なAndroidエミュレーターを求めていたユーザーとしては大満足しています。

以上がAndroid12対応エミュレーター「Nox Player」のレビューになります。レビュー時点ではベータである為、動作しないアプリや不具合等があれば下記アンケートに報告してみて下さい。NoxPlayer公式サイトはこちら。何かあればコメントお願いします。

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