海外旅行先で快適にスマホゲームを楽しみたいものの、eSIM・ポケットWi-Fiなどのどれがいいかの判断は難しいものです。eSIMを活用すれば、物理SIMカードの差し替えなしで手軽に安定した通信環境を構築できます。
今回の記事では、ゲーマー視点でのeSIMのメリット・デメリット・ポケットWi-Fiとの比較・選び方を詳しくまとめました。本記事を読めば、ラグやデータ容量の不安を解消し、旅先でもストレスなくゲームをプレイできる環境が整います。
自身のプレイスタイルに最適なeSIMプランを見つけて、スキマ時間も楽しめる快適な海外旅行に出発しましょう。
海外旅行先でゲームを楽しめるeSIMとは

海外旅行用eSIMは、物理SIMカードの差し替えなしで現地のデータ通信を利用できるデジタルSIMです。スマホにeSIMの設定データをダウンロードするだけで、空港での受け取りや返却の手間がなく、紛失リスクもありません。
通信料金は海外ローミングより安く、1日あたり数百円〜1,000円程度のプランが多く提供されています。また、デュアルSIM対応機種なら日本の電話番号を物理SIMで維持しつつ、eSIMでゲーム用のデータ通信が可能です。
ゲーマー視点で見る海外旅行eSIMのメリットとデメリット

海外旅行中もゲームを快適にプレイしたいときに押さえておきたいeSIMのメリット・デメリットは、以下のとおりです。
・メリット:手軽さ・コスパのよさ
・メリット:安定した通信速度・低遅延
・デメリット:対応端末の制限・設定の壁
・デメリット:データ容量・速度制限のリスク
それぞれの特徴を正しく理解し、自身の環境にあわせた最適な通信手段を選んで快適なプレイ環境を構築しましょう。
メリット:手軽さ・コスパのよさ
物理SIMカードを抜き差しする手間なく、オンラインで購入から開通まで完結する手軽さがeSIM最大の魅力です。渡航先の空港でカウンターを探したり、レンタル品の返却を気にしたりする負担がありません。
海外ローミングを利用するよりも通信料金が安く、複数の国を周遊する旅程であってもひとつのプランですみます。一部の端末では最大8つのeSIMを保存できるため、渡航先ごとに最適なプランを事前に準備し、状況に応じて切り替え可能です。
万が一メイン回線にトラブルが生じても、予備の回線として即座に通信を復旧できる安心感は大きな強みです。物理SIMカードのような紛失や破損リスクがない点も、海外でデバイス管理を減らしたいゲーマーにとってのメリットとなります。
メリット:安定した通信速度・低遅延
eSIMは渡航先の現地キャリア網に直接接続するため、日本回線経由の海外ローミングより遅延が小さくなる傾向があります。とくに対戦型FPSやシビアなアクションゲームでは、数十ミリ秒のラグが勝敗を分けるため、低遅延性は大きな利点です。
ホテル到着後すぐに回線を開通できれば、重いアップデートファイルのダウンロードも素早く開始できます。さらに、複数の国をまたぐ旅行でもプランさえ対応していれば、国境を越えるたびに通信が途切れる心配がありません。
デメリット:対応端末の制限・設定の壁
eSIMの利用にあたって真っ先に立ちはだかる壁は、自身の端末が対応しているかという問題です。「古い端末ではeSIM機能が搭載されていない」「国内キャリア購入だとSIMロックがかかっている」というケースもあります。
そのため、事前に解除手続きを済ませていなければ、せっかく購入したeSIMが使えないという事態に陥ります。また、eSIMの開通には設定データをダウンロードし、APN設定をするといった複数のステップが必要です。
加えて端末故障・機種変更時に再発行に時間がかかるのも、eSIMのデメリットのひとつです。
デメリット:データ容量・速度制限のリスク
多くの海外旅行向けeSIMは、1日あたり数百MB〜数GB程度の容量制限を設けているのがデメリットです。そのため、使用時間が多くなり上限に達すると通信速度が極端に低下し、快適なプレイが困難になります。
また、ゲームのアップデートファイルは数GBに及ぶ場合も多く、ダウンロード中に制限に引っかかるリスクも難点です。無制限を謳うプランであっても、実際には通信が集中する時間帯に速度を落とすルールが適用されるケースもあります。
海外旅行でゲームをする場合のeSIM・ポケットWi-Fi比較

海外旅行先でゲームを楽しむための通信手段として、eSIMとポケットWi-Fiの違いを比較します。
・通信速度・安定性
・データ容量・料金
・持ち運びの手軽さ
プレイスタイルや同行者の人数に応じて、より適した通信手段を選択して快適な旅行を実現してください。
通信速度・安定性
eSIM・ポケットWi-Fiの通信速度と安定性を、以下の表で比較しました。
| 比較項目 | eSIM | ポケットWi-Fi |
|---|---|---|
| 通信速度 | ・現地回線に直接接続できれば速い ・ローミング型では速度低下しやすい | ・ルーター性能に左右される ・複数端末接続では速度が落ちやすい |
| 安定性 | ・1人でスマホゲームをするなら安定しやすい ・テザリングでは不安定になりやすい | ・複数人・複数端末で使いやすい ・同時利用が多いと不安定になりやすい |
| 遅延 | ・現地回線型なら遅延を抑えやすい ・ローミング型ではラグが出やすい | Wi-Fi接続・接続台数・距離の影響を受けやすい |
1人でスマホゲームをするならeSIM、複数人で楽しむ前提ならポケットWi-Fiを選択するのがおすすめです。
データ容量・料金
eSIMとポケットWi-Fiのデータ容量・料金についての比較を、以下の表にまとめました。
| 比較項目 | eSIM | ポケットWi-Fi |
|---|---|---|
| データ容量 | ・少量・中容量プランを選びやすい ・無制限プランもある | ・無制限プランが多い ・大容量通信や複数端末利用向き |
| 料金 | ・1人利用なら安くすみやすい ・国・日数・容量ごとに料金を調整しやすい | ・1日単位のレンタル料金がかかる ・複数人で割れば1人あたりの負担を抑えやすい |
| 追加費用 | ・端末レンタル費・返却費が不要 ・容量不足時は追加購入が必要 | ・送料・補償・返却忘れの費用がかかる場合がある ・端末紛失時の負担に注意が必要 |
なお、eSIMには「3日間で3GB」のような容量固定型プランが多く、完全無制限を提供する事業者は限られます。
持ち運びの手軽さ
eSIMとポケットWi-Fiの持ち運びの手軽さについて、以下の表に整理しました。
| 比較項目 | eSIM | ポケットWi-Fi |
|---|---|---|
| 持ち運び | ・スマホだけで使える ・荷物が増えない | ・ルーター本体を持ち歩く必要がある ・バッグやポケットの中でかさばりやすい |
| 充電 | ・スマホの電池残量だけ管理すればよい ・テザリング利用時はスマホの電池消費が増えやすい | ・スマホとは別にルーターの充電が必要 ・長時間利用ではモバイルバッテリーも必要になりやすい |
| 受け取り・返却 | ・オンライン購入後に設定すれば使える ・端末の受け取り・返却が不要 | ・空港・ホテルなどで受け取りが必要 ・帰国時の返却忘れに注意が必要 |
| 紛失リスク | 物理端末がないため紛失リスクが少ない | ルーター・ポーチ・ケーブル類の紛失リスクがある |
eSIMは物理的な端末を一切持ち歩く必要がなく、普段使っているスマホ1台で通信が完結するのが大きなメリットです。そのため、少しでも荷物を減らして身軽に旅行とゲームを楽しみたい人には、eSIMがおすすめです。
海外旅行でゲームを楽しむためのeSIMプランの選び方

海外旅行中にゲームを快適にプレイするためには、用途にあったeSIMプランの選び方が重要です。
・通信容量
・通信速度・Ping値・安定性
・テザリング対応
プレイするゲームの特性にあわせてプランを比較し、ストレスのない通信環境を準備しましょう。
通信容量
短期旅行で観光の合間に軽いゲームをプレイするなら、3GB〜5GBをひとつの目安に選ぶとよいでしょう。たとえば、パズルゲームや2Dカジュアルゲームなどの軽いオンラインゲームなら、1時間あたり数十MBが目安です。
高画質な3Dゲームやバトルロイヤル系では、1時間あたり数十MB〜数百MBのデータを消費します。長期滞在で負荷の高いゲームを毎日数時間プレイするなら、10GB以上の大容量プランや無制限プランを検討しましょう。
なお、無制限プランでも、公平利用ポリシーにより一定データ量を超えると速度制限されるケースがあるので留意してください。
通信速度・Ping値・安定性
オンラインゲームを快適にプレイするには、通信速度よりもPing値・通信の安定性が重要です。
Ping値とは、端末からサーバーへデータを送信し、応答が返ってくるまでの時間をミリ秒単位で表した数値を指します。FPSなど一瞬の操作が勝敗を分けるタイトルでは、Ping値が高いと操作が画面に反映されるまでにタイムラグが生じます。
旅行先でどの通信事業者の回線が使われるか、eSIM提供元の公式情報で事前に調べておくのがおすすめです
テザリング対応
海外旅行用のeSIMプランを選ぶときは、テザリング対応の有無を必ず確認しましょう。ゲームによっては、スマホだけでなくノートパソコンや携帯ゲーム機などの大画面端末でプレイしたい場面があるからです。
ノートパソコンやタブレットでプレイするときに必須となる機能が、スマホの通信回線をほかの端末に共有するテザリングです。一部の格安eSIMプランでは、テザリング行為が規約で禁止されたり技術的に制限されたりするため注意が必要となります。
スマホゲーム1時間あたりのデータ消費量の目安
スマホゲームの1時間あたりのデータ消費量の目安について、以下の表に整理しました。
| ゲームの種類 | 1時間あたりのデータ消費目安 |
|---|---|
| パズル・放置系ゲーム | 1MB〜10MB |
| RPG・育成ゲーム | 10MB〜60MB |
| 対戦型アクションゲーム | 60MB〜100MB前後 |
| アップデート・初回ダウンロード | 数百MB〜1GB超 |
動画視聴は標準画質でも1時間で約300MB〜1GBを消費するのに対し、ゲームの通信量は比較的少ない点が特徴です。通信量に影響する要因には、オンラインマルチプレイの頻度・グラフィック品質・広告表示の有無があります。
消費量を抑えたい場合、設定で画質を下げたり広告を非表示にしたりなどの工夫を試してみましょう。
海外旅行でのゲームにおすすめのeSIM「Saily」

| 特徴 | ・Sailyは、海外旅行向けのeSIMサービス ・200以上の国・地域に対応 |
| ゲーム用途での強み | ・現地到着後、スマホだけで通信をはじめられる ・ポケットWi-Fiのような端末の受け取り・返却が不要 |
| データプラン | ・国別・地域別・グローバルプランを選べる ・短期旅行から周遊旅行まで使い分けやすい |
| 料金目安 | 1GBプランが3.99ドルから |
| 対応端末 | ・eSIM対応スマホで利用可能 ・物理SIMカードは不要 |
Sailyは、海外旅行中にオンラインゲームを快適に楽しむためのeSIMとして最適な選択肢のひとつです。200以上の国と地域に対応し、安定した通信を提供するため、ゲーム中のラグを最小限に抑えられるのが大きなメリットです。
容量は20GBまで選択でき、たとえば、台湾向けの10GBプランは19.99ドルとコストパフォーマンスにも優れています。また、NordVPNが提供するサービスであるため、公共Wi-Fiを回避して安全に接続できる点も大きなメリットです。
なお、Sailyは日本用のeSIMも提供しており、普段は海外在住の人が来日するときにもリーズナブルに使えます。
海外旅行でゲームを快適に楽しむなら準備を整えよう
海外旅行先でゲームを快適に楽しむためには、eSIMなどの通信手段だけでなく事前の準備も欠かせません。モバイルバッテリーを用意して、機内・ホテル・カフェなどでのプレイ環境を整える必要があります。
eSIMなら物理SIMの差し替え不要で手軽に現地ネットワークへ接続でき、オンラインゲームもスムーズにプレイできます。また、旅行中はゲームに没頭しすぎて観光の時間を削らないよう、スケジュールに余裕を持たせる工夫も大切です。
あらかじめ出発前に万全の準備を整えて、心置きなくゲームも観光も楽しめる海外旅行にしましょう。

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