今回は、Corsair様より提供して頂いたメカニカルゲーミングキーボード「Corsair K68 Cherry MX Red 日本語配列」のレビューです。
特徴
・Cherry MX Redキースイッチを採用した日本語キーボード
・Nキーロールオーバー及び100%アンチゴースト機能に対応
・全キーにマクロ設定が可能
・取り外し可能なリストレスト
・防塵・防滴機能(最高IP 32)
・重量は約1120g
長所
・手(手首)を優しく保護してくれるリストレスト
・押し心地の良いスコスコ感
・繋げるだけで特に設定不要
・キー全体が密集していて様々なキーに指が届きやすい
・各キーがキーボード本体と密着してない為、掃除がしやすく見た目も美しい
短所
・逆にキーが密集し過ぎていて誤爆する
・リストレストが掌にくるせいで手汗で汚れやすい
・ドライバー必須なイルミネーション設定
・防滴であって防水ではない
使用感など
本製品で5つ目のゲーミングキーボード。長所でも短所でもあるように各キー全体が密集していて様々なキーを押しやすい反面、密着し過ぎていて誤爆しやすいですが、キーボード及びキー全体が高いので指が沈まずにかなり打ちやすいです。
押し心地もスコスコして押しやすく、無駄にガチャガチャ打鍵音が鳴らないのが良いですね。それにスペースキーが短くエンターキーもそれなりの大きさを確保しているので、他のキーに指が届きやすく様々なキーを扱うゲームであればゲームプレイに困ることは無いです。
前回使用していた「HyperX Alloy Elite」と比べるとほんの一回りほど大きく、広々としたキー配置に対して本製品はキーが中央に寄るような形で密集しており、ほぼ同じ大きさでもコンパクトさがあります。
キー荷重(キーを押し込む時に必要な重さ)に関しても、前回は軽過ぎて少し押しただけでも入力されていましたが、本製品であれば重くなければ軽過ぎるということも無いので絶妙なバランスを実現していると思います。
左がHyperX Alloy Elite、右が本製品
しかも全てのキーに金メッキ端子のCherry MX Redキーを採用しているということもあり、完全フルキーロールオーバーの100%アンチゴースト機能によっていつもより早くタイピング・ゲーム内で反応しやすいです。この独特なキーも初めて使用して見ると美しく感じますね。
リストレストですが、以前のリストレストよりもすごい柔らかい上にずっと触っていられるほど触り心地が良いです。「HyperX Alloy Elite」のリストレストが板って感じなら本製品は本当のリストレストって感じがします。
しかも約2週間半(執筆時現在)使用してきて、手汗が酷く以前の物は白くなってしまう程でしたが、全然汚れず感動しました。ただ、ちょっと面倒な付け方の割にキーボードを浮かせてからリストレストを上から押すと、折れて取れてしまいそうなのが個人的にヒヤヒヤします。
キーボードの背面とリストレストの背面はこんな感じ。
次にイルミネーション設定について。基本はマルチメディアキーから明るさを変えられるだけですが、ドライバーソフトである「Corsair Utility Engine」を導入すれば、さきに言っていた高度なマクロプログラミングやダイナミックな照明効果も設定可能です。(ドライバーに対応しているのは一部製品のみです。)
明るさを変えただけの暗闇Ver
最後に一番肝心な防塵・防滴機能。本製品はJIS保護等級IP32に準拠しており、「IP規格・防水保護構造及び保護等級」によると直径2.5mm以上の工具先端や固形物体が内部に侵入せず、200mmの高さより15°の範囲で落ちてくる水滴によって有害な影響を受けないとなっています。
簡単に言えば、埃や髪の毛はキーの間に入ってきてしまいますが、飲み物の水滴程度であれば濡れてしまっても特に問題は無いということです。注意したいのが防滴であって防水ではないので、普通に飲み物をキーボードにぶっかけたり零したら故障します。
水洗いもできるようなレベルでは無いので、万が一零した時は「故障は防げるかも」程度に捉えておいた方が良いです。まあまあ水垂らして自分で試そうかと思いましたが、壊れるのは嫌なので止めておきました。
以上が約2週間半ほど使用したレビューになります。全体的に前回使用していた「HyperX Alloy Elite」よりキーが密集しているということもあり、若干打ちづらさは感じますが特に不便なく扱いやすいですし、何よりキー荷重やリストレスト・赤軸が本製品の中でずば抜けて好みです。
こうやって色々使ってみると店頭でも色々触ったりしてきてますが、もしかしたら自分は赤軸が好きなのかもしれないと思ってきますね・・・。
価格通して良い製品ですので、Corsair製品や赤軸に興味がある方は是非使ってみて下さい。何かあればコメントお願いします。
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